こじらせ女子のつまらない出来事

長めの文章が好きな方へ

スポンサーリンク

続・チェックシートを埋めているような男性

チェックシートを埋めているような男性  の続き。


恵比寿さんは、私が婚活らしきものを初めてから、もっとも熱心(?)に誘ってくれた男性の一人でした。
ほかの方もなかなか強烈だったんだけどね・・・、それはそれで、また。

 

出会った飲み会の翌日にはデートの誘い、断ると別日程を提示し、デート中に翌週の予定を確認の上、アポ取り、という感じ(誘いは来るが、きっちりワリカンということも一応書いておきます)。

一応週末に食事や映画デートをすること数回、正直、だんだん苦痛になってきた。
正直、会話というものがあまり成立しないのである。

質問はしてくれるので、無言にはならないのだけど、返答から会話を膨らませてくれるわけでもないし、なんだか興味なさそうだし。

私も一応、盛り上げてみようとは思ったけど色々聞いてみたんだけど、なんかあまり話したがらないような、、、硬いかんじ。要はまったく楽しい雰囲気にならない…。

ただ声を出しているだけでは会話じゃないんだな、、なんか深まるものがないとダメなんだな、と思っていた。

で、ある日のデート中、風邪を引いていて喉が腫れて、声を出すのが辛い、と話していたのに、食事後にカラオケに誘われ、断る変わりにお茶を提案したら、解散になったので、「えっ?」となったのが前回の記事でした。

 まあ体調良くないし、話も弾まないし、いいかー思いながら帰途についたところ、LINEが来た。

 

恵比寿さん「次の金曜日はあいてるんだっけ?カラオケいこうよ」

 

そんなにカラオケ好きなの???

てゆーか、声ちゃんと出ないって言ったじゃん、それでさっき断ったのに、、よくカラオケ誘うよね。と、かなりイラっときた。

なんかさ、さっきまで会ってたわけだし、誘い以外にも送ることあると思ったりした…。

 

私「カラオケは風邪の治り次第だからいけるか分からないなー。カラオケ、ホント好きなんだねー」

 

カラオケは最近のストレス解消なんだそうだ。その後、カラオケがだめでも会うことはできるのか、とか(断った)、週末は何しているの、というやり取りが続いた。

 

正直、カラオケのやり取りで、私は恵比寿さんと会い続けるかかなり迷っていた。

体調を崩し勝ちなのを押して出かけていたし、そのわりに、会っても楽しくない、どころかなんだかひどく疲れてしまう。

頬や、腕をなんとなく触ってくるところもなんだか嫌な気分にさせられる(それもあってカラオケは気が進まなかった)。

せっかく誘ってくれるから、とか、まだ数回しか会っていないから、合わないと結論を出すのは早いかも?そのうち良さが見えてくるかも、と思う部分もあって、どうするか決めあぐねていたのだ。

 

そうして、あまり気が進まないのもあり、予定がたてこんでいたのもあり、断るところ数回のある日、こんなLINEが…

 

「最近忙しいんだね。ちょっとお願いがあるんだけど、飲み会できないかな?友達がクリスマスに向けて張り切ってるんで、ご検討いただけたら嬉しいです!」

 

あら、デート要員から飲み会要員に変わった(笑)

そういうつもりなら良くってよ!

ていうか、クリスマス張り切ってるのはあなたじゃなくて???

 

でもま、一応友人も集めまして、日程調整も済ませ、よいお店が分からないというので、それなりのところも紹介し、飲み会に備えていたのですが、、3日前のことでした。

 

「ゴメン、飲み会なんだけど、リスケできないでしょうか?呼ぶ予定の奴が来れなくなってしまったT_T 代わりがみつからなそうです。こちらからお願いしておいてゴメン」

 

あ、そそそうなんだ。

3日前に分かっていても、代打みつけられないんだ…。

 

すぐに飲み会を誘える友達がいるのが普通、とはまったく言わないが、あと数日粘ってみたりとか、声をかけてもいいのでは…と思った。

(独身の友人がほぼいないような年齢ではなかったし)

 

もちろんキャンセルは了解し、私が誘った友達にも伝えたところ、再度恵比寿さんから着信。

 

「飲み会の日はまだ空いてるよね。二人でご飯いこう」

 

 

お断りしました。

(誘った女友達とそのまま食事をするということにして。ちなみに、別のクリパ繰り出しました)

 

友達にも予定空けてもらっていたし(貴重な12月の土曜日を)、あっさりキャンセルするくらいだったらもう少しなんとか頑張ってみて欲しかったし、キャンセルしたからといって2人で遊ぼうってなんか、なんかさ…。

 

なんだかデート相手=彼氏候補として見続けるには、なんだかあまりにも残念に感じられてしまった。

 

その後もちらほらお誘いはいただいたが、会うことはしなかった。

ちょっとここから気持ちを盛り返すのは辛い気がしたし、色々、発言が嫌だなと思うことが多かったし。

 

でも、恵比寿さんとのことはなんだかすごくモヤモヤしていて、これで良かったのかな、との気持ちがなかなか消えなかった。

  • 独身彼氏なしの私を熱心に誘ってくれるありがたい男性。しかも、スペック的には悪くなく、ぱっと見た感じまともな男性である
  • 会っていて「楽しくない」、などというのは、私が楽しませられないからではないのか。相手のせいにして、文句を言うのが早くないか
  • 売れ残っている自分にはふさわしい、もしくはありがたい相手なのではないか。辛抱が足りないののではないか

まとめるとこんな感じだ。

恵比寿さんを好きになれるとは思わないけれど、これで良かったのか、とはどうしても思ってしまう。

 

そこで私は、この件を最近会った友達や、恥をしのんで職場の既婚男性陣にも話してみることにした(職場関係は、結婚式の二次会があったで、その手の話題になりやすかった)。

みなさんの意見をまとめるとこんな感じ

  • その男性はけっこう君に気があったはず
  • 男性も緊張していたんじゃ。あまりもてなさそうな人
  • お金や収入の話を持ち出してくる男性はあまり良くない。避けて正解

  • 不安になるあまり、目的を見失ってはいけない。楽しく人生を送っていけるように結婚するのだから、そもそも一緒にいて辛い相手と結婚するのは意味がない

  • 好意をもってくれるなら誰でも結婚する、とまで割り切るのは、35歳を過ぎてからでいい

 

3番目の意見のところ(会社のオジサマ発ですが)では、もう目からウロコでした。

不安だったり心細くなるあまり、どうして結婚したいと思ったのかとか、どんな風になりたいのかとか、そういう面を見失っていたなって。

 

それに、付随する反省点として、私も結婚相手としてこの人はどうなのか?とか成立するかを気にするあまり、恵比寿さん自身をあまり見ることができなかったかも。

恵比寿さんも結婚したい男だったから、お互いにそうだったのかも。

 

だって私、恵比寿さんの見た目も中身もまったく好みでないし、会っていても楽しくなかったし、恵比寿さん自身を見ていたらデートしたほうがいい?なんて思わなかったはず。

結婚が目的にあると、無理してでもあわせられるかしら?とか、やっていけるんじゃないか?と変な欲が出るんだろうな。

うん、学んだ!

 

そんなこんなで、連絡とお誘いをたくさんいただいたという意外、短い付き合いの恵比寿さんでしたが、私の婚活にはけっこう大きな印象を残したのでした。

 

自然と楽しく一緒にいられる相手がまだどこかにいるはず。

一緒にいて楽しいとか、話しができる、というところは譲らないようにしよう、と遅ればせながら決めました。

 

好みのタイプ=フィーリングがあう人、って結構深い意味だったんだね。