こじらせ女子のつまらない出来事

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はてな題詠「短歌の目」 2月のお題に参加します

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卯野抹茶さん (id:macchauno)の投稿短歌企画に参加します!


今月のお題 - はてな題詠「短歌の目」

 

皆様の投稿作品を拝見して、リズムも言葉の選び方もとても個性的で、短歌って面白いんだなーと楽しく読ませていただきました。

短い言葉の中に、情景が溢れ出てくるんですね。日本語って素敵ですね。

短歌は高校生の時以来なのかな?ほぼ12年ぶりです。

ではではスタート!

 

1.白

 白雪に 触れては溶ける 指先を 握りしめたい 手が届かない

 

2.チョコ

 舌先で 溶かして消える その甘さ その時だけは 幸せにして

 

3.雪

 凍りつき 孤独な夜を 駆け抜けて 自由になった 白銀の城

 

4.あなた

 肩の先 あなたの眼差し 見上げつつ 映して欲しい でも映らない

 

5.板

 板張りの 床の汚れを 拭きながら 消してしまいたい 君の足跡

 

6.瓜

 無垢な木の 机撫ぜふいに 思い出す 破瓜の痛みは 遠い記憶に

 

7.外

 音ひとつ しない部屋で ひとり待つ 外の女と 呼ばれる悲しさ

 

8.夜

 ベランダで 澄んだ空気に 煙吹かし 月だけがただ 私を見ている

 

9.おでん

 甘い煮汁 冬空の下に 並び待つ あの人となら 無言でも楽し

 

10.卒業

 胸を裂く 泣き顔を背に 歩き出す 諦めたのは 私のほうよ

 

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果たしてこれが短歌なのかしら、と思いつつ、ものすごく失恋してるんだなー私、と思いつつ、レリゴーが心に流れているような、そんなかんじです。

時間がかかったのは「瓜」でした。夏目漱石で考えてみたり、野菜でない何かにしたいなと思いつつ、瓜実顔じゃ無理じゃん、などなど。

 

卯野さん、素敵な企画を ありがとうございました!

来月もぜひ参加させていただければと思います。 

 

2015/2/24追記:

このエントリの短歌の解説・感想は、こちらのエントリをご覧ください↓


感想 はてな題詠「短歌の目」 2月のお題に参加してみて - こじらせ女子のつまらない出来事